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FMA大会結果



FMAに行って来ました。

前回のブログの記事で紹介したFMAの大会が先週末行われました。

http://www.ikusa.fr/forums/blog/19/entry-35-fma/

今回は吉田「ゼンコー」善行 (Yoshiyuki "Zenko" Yoshida) 選手の通訳として来ましたが最終的にはセコンドみたいな形でご一緒させていただきました。  :)

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大会が行われたのはフランスの南にあるモンペリエ市 (Montpellier) 周辺のパラバ・レ・フロ (Palavas Les Flots) と言うリゾート地。さすが夏だけであって観光客がこの時期多かった、特に海と太陽を求めてヨーロッパ中から来ていました。

その中で大会前日は町の中心にある展望台の最上階で軽量が行われパノラマ景色を眺めながら選手方は見事にパス。

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しかしFMAは野外大会であって天候によって大きく左右される可能性があった。特に去年のFMAは運が悪く当日に台風が吹いて第3試合開始直後にキャンセルされた。プロモーターのクレモン・マルクー氏 (Clément Marcou) はその時大会には保険を掛けておらず大金を失い一人で涙を流していたと語っていた。「これでFMA大会は二度とないだろう」、「マルクー氏のプロモーターとしての活動は終わった」などと言われたが逆にマルクー氏は「今思えばあの大会の中止は自分がもっと強く起き上がって大会主催を続ける機会になった人生最高のハップニングだったかもしれない」とポジティブに話していた。マルクー氏は曰く「自分は3年前までは無職であり散らし配りや町のゴミ掃除の仕事をしていたのでそのとき以上のどん底には落ちない。たいした学歴もない自分ができた事は長年がんばって地元の政治や企業とのネットワークを作り上げたのでその努力を実らせるために今回の大会は何とでも成功させる気があった」

実は今回一週間中良い天気、暑い気温だったのにも関らず大会当日は曇り、強風、低温そしてお昼頃小雨が降っておりました。マルクー氏は当日の午前2回ほど大会を中止にしようかと考えたと言っていた、夜の天候を確かめるために4回ほど気象庁に電話を掛けたほどである。

運がよく午後5時あたりから天候が晴れてきて予定通りに夜8時半には大会が開始された。

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会場は闘牛場で行われ午後雨と風の中スタッフがリングや装置などを設置したそうです。ちなみに面白い事にマルクー氏のスタッフの大半は実は彼の家族だそうです。60人ほどのうち44人はマルクー一族の人で彼のお母さんや彼女さんは売店で働いていました。従兄弟、叔父、叔母、後は幼なじみなども大会の開催を手伝っていましたので人手は十分いたそうです。

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試合のほうはアマチュア試合から始まりだんだん大会が進んでいくと同時にレベルが高まっていく気がしました。最初の12試合は有名選手はいなかったものほとんどの試合がサブミッションで終わりました、判定はたったの2試合。

フランスではグラウンドでの打撃が禁止されているせいか逆にグラウンドでのグラップリングテクニックが発達しており足関節技が決まる回数が非常に多かった、他には三角締めなどで決まった試合もあった。KOやTKOは最後の6試合でようやく見られました。

しかし今回の注目はなんと言ってもメインのフランス元柔道五輪代表のフェリッド・ケダー (Ferrid Kheder) 対吉田「ゼンコー」善行 (Yoshiyuki "Zenko" Yoshida)。やはり日本=格闘技の国と言うイメージがあるせいかフランスのファンは吉田選手を大歓迎で会場でも吉田コールが地元のケダー選手応援にも引きをとらなかった。

試合は吉田選手が最初から打撃で距離をとりクリンチからテイクダウンを取りグラウンド状態でサイドやバックを相手から取っていたが決める事ができずレフェリーがもう一度スタンド状態へ戻した。すぐに吉田選手はパンチをケダー選手の顔に送り右フックでぐら付かせた後コーナーへ押しこんで左右フックの連打を打ち続けた。ケダー選手は何とか立っていたが攻撃を返さなかったのでレフェリーが試合を止めた。吉田選手が第一ラウンド3分30秒ほどで勝利をあげた。一方ケダー選手のセコンドは止めるのが早すぎたと猛抗議。

しかしセコンドの中村「アイアン」浩士 (Hiroshi Iron" Nakamura) 選手の名コーチングもあったおかげで最終結果は吉田選手の勝利。しかしここだけの話ですが何故かケダー選手は試合一時間ほど前にトレーニングパートナーとガチンコスパーリングでボコボコに殴り合っていたんですよ、ちょっと意外な練習方法・・・ 逆に吉田選手は休んで冷静に試合に挑みました。

ちなみに勝利後吉田選手は観客に囲まれ写真やサインなどを求められていました、本当にスパースター気分、来ていた子供たちも熱狂していました。そして勝ったベルトはFMA国際親善試合チャンピオンの証です。

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控え室で

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入場

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選手紹介

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試合

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勝利


今回の大会はローマ時代の闘技をイメージして作られたものなので休憩後にグラジエーターの格好をした人たちが演出を行っていました、寒い天候の中。あとチアリーダーもいましたが何故かどの曲でも同じダンスをしていたような気がしました。観客数はなんと4022人ヨーロッパでの総合格闘技大会、それも野外では最大級ではないでしょうか。とりあえずマルクー氏もFMAに投資したスポンサーなども吉田選手みたいな素敵なチャンピオンがいる事を大変喜んでいました。

他にはケダー選手の弟子であるガルギエ選手がフランスの有望なデルゲラ選手に圧勝、そしてもう一つの国際親善試合では元UFCの柔術黒帯のクレーン選手がコスタリカ人のモンテイロ選手に4回ほどダウンを奪われながらも第一ラウンド終了間際で寝技で勝利。しかしモンテイロ選手の迫力に魅力されまた今度見てみたいとマルクー氏は言っていた。

以下FMA試合結果(メインカード6試合のみ):

84キロ級: フランク・バッタン (Franck VATTAN) 対 イバン・ソレル (Yvan SOREL)
イバン・ソレル、第一ラウンド KO(パンチ)で勝利

93キロ級: ニコラ・ゴダン (Nicolas GODIN) 対 ブーヤ (BOUYA)
ブーヤ、第一ラウンド リアネイキッドチョークで勝利

77キロ級: ロイック・マルティー (Loic MARTY) 対 ミカエル・タアルバ (Mickael TAALBA)
ロイック・マルティー、第一ラウンド リアネイキッドチョークで勝利
  
77キロ級: セバスティアン・ガルギエ (Sebastien GARGUIER) 対 ヴァンソン・デルゲラ (Vincent DELGUERRA)
セバスティアン・ガルギエ、第一ラウンド アキレス固めで勝利

77キロ級国際試合: アルベルト・クレーン (Alberto CRANE) 対 アラニック・モンテイロ (Arannick MONTEIRO)
アルベルト・クレーン、第一ラウンド アキレス固めで勝利

77キロ級国際試合: フェリッド・ケダー (Ferrid KHEDER) 対 吉田善行 (Yoshiyuki YOSHIDA)
吉田義之、第一ラウンド3分30秒 TKO(パンチ連打)で勝利


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日本から応援に賭け来てくれた方々と。吉田選手の右がオイラです。


今回の大会は全体的にレベルは高いと言えるほどではなかったが大会とショーとしてのポテンシャルは高い、特に金銭的な面では必ず黒字というところは凄い、今後FMAはどんどん発展していくだろう。主催者マルクー氏の目的は多数でありここ3年以内にフランス一の団体になるつもりでヨーロッパでも最大級の大会を目指すつもりだ。そのためにはまずFMAブランドを育てる事を優先している。今度パラバ・レ・フロ市のもっとも人気のあるスポットでFMA専用レストランを開くつもりである、テラスはリングの形、レストラン内のテレビ画面では大会の映像を流すなどとアイデアは豊富。あとメニューのバーガーはFMAチャンピオンの名前を与えるつもりなので冗談半分で提案した「ゼンコーバーガー」やトッピングの「アイアンポテト」も作られるかもしれない。とりあえずこのレストランに行く機会があれば吉田選手の今大会勝利グローブが飾られているであろう。

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吉田選手とマルクー氏


おまけ1: 吉田選手がどうしても撮りたかった地中海をバックにした写真

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おまけ2: 吉田選手のビデオインタビュー。通訳はもちろんオイラです。




おまけ3(追記): ケダー対吉田の動画




A big thank to Clément Marcou, Yoshida "Zenko" Yoshiyuki, Hiroshi "Iron" Nakamura and Shu Hirata.

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Akira "Kappa" HATTORI
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