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仏版ロンダ・ラウジー登場か?PFC4大会結果



今回は少し特別なレビュー、フランスの女子総合格闘技が中心。

今週末南仏のマルセイユPFC4(Pancrace Fighting Championship 4)が行われました。
去年はヒョードルをスペシャルゲストとして招待しコンスタンチン・グルホフ(Konstantin Gluhov)やカール・アモーゾ(Karl Amousou)と言う名の知られた選手をそろえかなりレベルの高い戦いを生み出したPFC。なんと言ってもこの団体の特徴は八角形のリング。ケージは相変わらず野蛮と言うイメージが定着しているのでリングをオクタゴン形に作り何とか主催をしています。

PFCの紹介記事: http://www.ikusa.fr/...ス総合格闘技団体 「pfc」/
去年のPFC3のレビュー: http://www.ikusa.fr/...-25-「pfc3」試合結果/

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今年は少し忙しくて行けなかったものいろいろと面白い話が入ってきました。

今年のPFC4は去年ほど予算がとれず主催者はやむを得ず2部構成の大会にしました。第一部は格闘技祭みたいなもので空手、柔道、マイナーな伝統格闘技のデモが行われました。これは特に総合格闘技とは無縁の人たちを集めてショーを楽します作戦(開始は現地時間午後3時から)。
そして第2部は総合格闘技(グラウンドでの打撃禁止の仏パンクラスルール)のPFC4。今回客集めに主催者が見つけたからくりとは地元の世界ボクシングチャンピオンミリアム・ラマール(Myriam Lamare)の総合格闘技デビュー戦

ミリアム・ラマール(37歳)はフランスのボクシング界でも名の知られた選手でアマチュアでは2001年と2003年にはヨーロッパ王者になっており2002年には世界王者に(アマチュア成績52戦49勝3敗)。2003年にはボクシングプロデビューを果たし見事その後にWBAスーパーライト級王者(2004年-2006年)、WBFスーパーライト級王者(2009年-2011年)、IBFスーパーライト級王者(2011年-現在)に輝いた。プロボクシング成績は20戦17勝3敗でありまだ正式にはボクシング引退はしていない。他にはマルセイユ地方の県知事のアドバイザーを勤めると言う政治的な活動も行っておりテレビのリアリティーショー(無人島で生き残るサバイバル系番組)などにも出演した。

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そのミリアム・ラマールが今回地元マルセイユで総合格闘技デビューを果たすと言う事で総合に興味を持っていなかったスポーツメディアなどにこの大会は取り上げられた。しかし実はラマール選手総合格闘技トレーニングを始めたのはたったの3ヶ月前だという、しかも相手はイタリアキックチャンピオンのアンナリザ・ブッチ(Annalisa Bucci)。だが彼女のコーチ陣によると「ラマール選手はボクシングチャンピオンとして元々すばらしい身体能力を持っている、それに若い頃柔道を経験しているのでストライキングはもちろんだがグラウンドテクニックなどの上達がものすごく早い」。

彼女いわく「今回総合格闘技に転向したのは新しいチャレンジを求めていたから。去年PFC3を観戦して総合格闘技を試してみたくなったから。主催者とはその可能性を話したけどまさかオファーが来てデビュー戦が3ヵ月後になるとは思っていなかった」。

このデビュー戦ミリアム・ラマールは見事に3ラウンドをフルで戦いテイクダウンのディフェンスなど総合格闘技の技術を見せ立ち技とグラウンドでのテクニックスキルで見事判定勝利。試合を見た人たちによるとまるで今までずーと総合格闘技をしていたかの用に見えたらしい。さすがボクシングチャンピオン。

試合後のインタビューでミリアム・ラマールは「総合格闘技は面白いのでぜひ続けたい、あと何戦かしてその後目指すのはストライクフォース」と発言している。いきなり大きな目標だが現在世界の女子格闘技の頂点と言えばやはりストライクフォースであろう、特に彼女の階級(-61キロ)にはアメリカの元柔道五輪メダリストであるロンダ・ラウジーがいる。ラウジーがアスリートとしてアメリカで人気があるならラマールはフランスでその引けを取らないほどポピュラーである。仏版ロンダ・ラウジーになれる日は来るのか。とりあえず今回の勝利でフランスの女子総合格闘技という物を世間に知らせる事はできたようだ。

以下フランスのテレビによるミリアム・ラマールの試合の取材。



もう一人このPFC4に出ていた女子総合格闘家は日本でもかなり知られているテビ・サイ(Tevi Say)。2004年から2005年にかけて日本のG-SHOOTOやスマックガールで活躍していた唯一のフランス人格闘家である。2005年以降テビ・サイは一試合しかしておらず(2008年)子供も生まれ総合格闘技だけでは生きていけない為ほかの仕事もしていてほとんど引退状態だった。今回の試合はフランスでの初試合そしてほとんど引退試合だと夫のジュリアンは言っていた。

相手はジェナ・レア(Jenna Rea)と言うフランス総合格闘技のパイオニアであるアントニー・レア(Anthony Rea)の妻である。フランスの有名女子総合格闘家対有名総合格闘家の妻、ある意味マニアにとっては面白い組み合わせであった。テビ・サイはできるだけ今回試合の準備をするために空き時間はほとんど練習だったそうだ。

そして試合内容だがテビ・サイは試合をすぐグラウンドに持ち込み第一ラウンド三角締めで一本勝利を飾ったそうだ。トレーニングから遠ざかってはいなかったのでやはり経験、感覚やファイトスキルは衰えていなかったようだ。テビ・サイの選手生活はとりあえず勝利で幕を閉じた(?)。

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他の試合(全員男子)ではヴァンソン・デルゲラ(Vincent Delguerra)が去年勝ち取ったPFC-77キロ級ベルトをイギリスのペリー・グッドウィン(Perry Goodwin)から守り地元のイヴァン・ソレル(Yvan Sorel)やフランスフェザー級期待星のアライック・マルガリアン(Araik Margarian)などが勝利を上げている。しかし今回本当の主役はやはりマダム(女性)たちだったのだ。

以下PFC4の大会結果です。

第一試合 -66キロ級: スレイマン・ブハタ(Souleiman BOUHATA)対アントニー・ジュディシ(Anthony JUDICI)
判定3-0によりアントニー・ジュディシ勝利

第二試合 -77キロ級: ヒシャーム・アブダラウイ (Hicham ABDALLAOUI)対ジョスラン・ブランシュ(Jocelyn BRANCHU)
判定2-1によりジョスラン・ブランシュ勝利

第三試合 -70キロ級: サイエフ・トゥーミー(Saief TOUMY)対ミカエル・ガルシア(Mickael GARCIA)
1ラウンド裸締めによりミカエル・ガルシア勝利

第四試合 -84キロ級: リュドビック・ラピエール(Ludovic LAPIERRE)対バンジャマン・ノラ(Benjamin NAURA)
1ラウンドギロチンチョークによりバンジャマン・ノラ勝利

第五試合 -77キロ級: カリム・シミ(Karim SHIMI)対ロマン・メヌールルボス(Romain MENHOUR LOBOSSE)
1ラウンド腕ひしぎ十字固めによりカリム・シミ勝利

第六試合 -84キロ級: アルケマ・アゲルシフ(Alkema AGUERCIF)対ケビン・デル(Kevin DEL)
引き分け

第七試合 女子-53キロ級: テビ・サイ(Tevi SAY)対ジェナ・レア(Jenna REA)
1ラウンド三角締めによりテビ・サイ勝利

第八試合 -70キロ級: ミゲル・ハロ(Miguel HARO)対ユスップ・バイスルタノフ(Yusup BAYSULTANOV)
判定3-0によりユスップ・バイスルタノフ勝利

第九試合 -84キロ級: イヴァン・ソレル(Yvan SOREL)対フレデリック・ルフェーブル(Frédéric LEFEVRE)
1ラウンドキムラロックによりイヴァン・ソレル勝利

第十試合 -77キロ級タイトル試合: ヴァンソン・デルゲラ(Vincent DELGUERRA)対ペリー・グッドウィン
腕ひしぎ固めによりヴァンソン・デルゲラ勝利、PFC-77キロ級タイトル保持。

第十一試合 -66キロ級: アライック・マルガリアン(Araik MARGARIAN)対アルテム・ロボフ=セザール(Artem LOBOV CESAR)
判定3-0によりアライック・マルガリアン勝利

第十二試合 女子-64キロ級: ミリアム・ラムアール(Myriam LAMARE)対アナリザ・ブッチ(Annalisa BUCCI)
判定3-0によりミリアム・ラマール勝利

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それと別の話ですが今週末スウェーデンで"UFC On Ful TV2"が行われてフランス人選手二名が見事に勝利しました。
フランシス・カルモン(Francis CARMONT)シリル・ディアバテ(Cyrille DIABATE)。二人とも最初は危なかったが徐々にペースをつかむ事ができ最終的にはカルモンが寝技で勝利そしてディアバテが判定で勝利。ディアバテは多分もうちょっとアグレシブに行って長いリーチを使えば簡単に勝利できたと思うんですがね。

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